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CLAMP 「魔法騎士レイアース1・2」 各全3
ファンタジーに、タブーってあると思うんだよ。
暗黙の了解っていうか。そこつっこむなよ、ってところ。
つまり、その世界独特の言葉があるのに、技の名前は「ファイヤー・ボール」だったり。
「なんで英語だよ」ってつっこんだらいけないんだよ。
な・の・に。
この魔法騎士レイアースでは作中で登場人物自らがつっこんでますけどォォー!
「なぜ『マジックナイト』だけが英語なのでしょう」って。
それを読んだとき私は、そんな…風ちゃん…フィクションの設定になんくせつけるなんて、
と思ったとさ。あのタブーを世界構築のヒントとしてわざわざ登場させるとは、
大川さんそりゃあ強引っす!屁理屈っぽく聞こえるっす!

とまあ、作品紹介もせず、どつっこみから入りましたが、
これがこの作品の一番の特徴に見えるんだよ。
アニメで広く知られたレイアースのイメージってのは、えらく目がでかくスタイルが
よろしい少女たちが異世界で魔法と魔神(マシン・笑)を駆使して戦うという
ポップなものだと思う。で、1部の終わりはちょいヘビー、みたいな。
でもでも、これはそんなにポップじゃない。ファンタジーとして歪だと思うんだよ。
ファンタジーって異世界の設定をルールとして守っていくものでしょう?
ひとつのマルを書いて、その中で絵を描かなきゃいけないというか。
それをいつのまにかはみだしまくっちゃった!みたいな。破綻いっぱい!
でも実はその外にもちゃんとマル書いてるから大丈夫ー、って大川さんが言ってる気がした。


あ、イーグルさあ、かっこいーよね。銀髪ってずるいよ。そしてオートザムマント
似合うこと似合うこと。もこなさんは本当にコスチュームセンス抜群だと思う。
特に『CLOVER』なんかでも顕著だけど機械系ファッションが。

そういや2部の最後にランティスが「お前の国では愛を告白するときなんという?」
と聞いたらヒカルが「『結婚してください』かなぁ」と答えるけど、
飛躍しすぎててウケた。

ほんと本線に触れなすぎな感想だけど、自分にとって大事なことはほとんど書いたな。
CLAMP全作品中もっとも目のキワが鋭い作品。3.5点!
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by nanako_6150 | 2006-11-21 02:34 |       か行 22件
CLAMP 「CLAMP学園探偵団」 全3
頭脳明晰、眉目秀麗、加えてフェミニストな学生会役員3人組が
さまざまな女性の悩みを解決する学園コメディ。

CLAMP学園自体の初出は『20面相』で、以後『デュカリオン』や『X』でも
しばしば舞台となるのだけど、この作品時に大層詳細な設定まで
練られたみたいね。明らかに異世界ファンタジーなもの(『聖伝』
『CLOVER』等)以外は全部スピンオフってんだから、
大川女史の世界観のでっかさにはほんと、驚かされるわ。


小等部学生会会長の妹之山残が学園理事長の息子で、日本有数の財閥の
御曹司という設定なんだけど、彼の台詞にひどいのがひとつ。
会計の伊集院玲(『20面相』の主人公)との会話より。
玲「ざっと見積もって10億円です」
残「それなら僕のポケットマネーで十分だ
…なんで昔はここをスルーできたんだろう。
トラウマになるわ。

今読み返してみて一番の萌えポイント(探すな…)は残さんを支える書記の
鷹村蘇芳さんよね。作中の言葉を借りると、「言葉少なに寄り添ってるところがいい」。
光と影ね…。
オスカルに対してのアンドレ。速水真澄に対しての聖唐人。ユーリに対してのオスカー。
まあちょっと最後のは違うんだけど。
とにかく、生真面目で普段会長になんとか業務をさせようと必死なんだけど、
無表情な中にいたわりが見えたり、たまにめっちゃ笑顔になったり
幼稚園児に恋をして赤面してるのが、なかなかそそるな、と。
…え!?最後のまずくない?

この作品はストーリーは単純で特にひねりもないかんじなんだけど、
毎回のサブタイトルが名作映画からとっていたり、カラー絵もそれを意識していたり
けっこうCLAMPの趣味が反映されてるようで面白い。

CLAMP全作品中もっとも金銭感覚が狂う作品。3点。
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by nanako_6150 | 2006-11-03 00:35