五十音順が微妙に前後したのは最近買ったマンガだから。
今年の文化庁メディア芸術祭(2回行った。死)で推薦賞かなんか 取ってて、その場で立ち読みして気に入ったので。 双子のアニメーターの奮闘記。周囲の偏見や親の反対を受けながらも 憧れだった仕事を胸を張ってやる二人に感動させられます。 著者は元アニメーターだったというだけあり(というかそうでなかったら描かないか) この業界の深部まで描かれていて、それだけでも唸るものがあるけど、 双子の姉・イチ乃と弟・二太の専門職社会でもまれていく様が 業界など超えた共感を生むのだと思う。 特に、2巻終りから3巻にかけての二太の挫折。焦りと過信の故の失敗。 そこから這い出すまでの長い葛藤は、どうにもリアルで胸が痛い。 うーむ。傑作の匂いが。 他、二人の広島弁や、イチ乃の野球語りなど、ちょいちょいすてきなエッセンスが。 あ、あと掲載雑誌のせいかな、イチ乃が巨乳です。 タイトルに恥ずかしがらず、読んだら勝ちだ、4点。
by nanako_6150
| 2006-05-06 23:59
| 作者名 あ行 25件
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